むし歯について
むし歯の原因はバイオフィルム
歯と歯のすき間や、歯と歯ぐきの境目に、歯ブラシでは落とすことの難しい汚れが残っています。このネバネバした汚れをバイオフィルムといい、バイ菌が住みつき安い環境をつくりだしてしまいます。
バイオフィルムが形成されると、抗菌剤やフッ素化合物などの薬剤が歯の表面まで到達しない為、放っておくと、むし歯や歯周病、口臭、全身のさまざまな病気の原因となります。
むし歯のメカニズム
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- むし歯のメカニズム ①
ミュータンス菌が活動を開始! 口腔内にはミュータンス菌が住んでいます。
食事をして歯に残った糖をエサにして、菌は活動をはじめます。
- むし歯のメカニズム ①
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- むし歯のメカニズム ②
食べた糖を分解してプラークを作る ミュータンス菌は、食べた糖を分解してプラークを作ります。
- むし歯のメカニズム ②
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- むし歯のメカニズム ③
ミュータンス菌が増殖 プラークからミュータンス菌が増殖します。
- むし歯のメカニズム ③
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- むし歯のメカニズム ④
ミュータンス菌が糖を発酵させて酸を生成 増えたミュータンス菌は、
糖を発酵させて乳酸なとの酸を生成します。
- むし歯のメカニズム ④
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- むし歯のメカニズム ⑤
酸が歯を溶かしてむし歯になる 高濃度の酸で歯を溶かして、むし歯になってしまいます。
- むし歯のメカニズム ⑤
歯周病について
口腔内だけではなく、全身疾患の原因に
歯周病は、歯を支えている周りの組織(歯肉、歯根膜、歯槽骨)が歯周病菌によって破壊されていく感染症で治療をせずに放っておくと歯が揺れて噛めなくなり、最後には抜けてしまうこともあるこわい病気です。
30歳以上の多くの方々がかかっており、歯を失う原因の約半数が歯周病と言われています。 歯肉(歯ぐき)と歯の間にはポケットという1mmくらいのすき間があります。歯みがきを怠るとこのポケットにプラークがたまります。たまったプラークが歯石をつくり、すき間を押し広げていきます。これを積み重ねることで歯肉が炎症を起こします。
歯肉の炎症を放置しておくと症状はますます悪化していきます。歯周病はむし歯と違い、痛みなどの自覚症状が出にくく、気付かずに歯科医院に行かないうちに手遅れになってしまうことも少なくありません。
早期発見のためにも定期的に検診を行うことが大切です。
入れ歯について
ご自身にあった入れ歯で毎日快適に♪
入れ歯は決して見た目だけのためのものではありません。せっかく入れ歯を入れても、かみ合わせが合わず、食べ物がきちんと噛めないばかりではなく、肩こりや頭痛に悩まされることがあります。
また、入れ歯がフィットせず、入れ歯がすぐ取れてしまったり、歯茎が痛いなどさまざまです。
当院では、金属床入れ歯をはじめ、薄くて軽いバネのない新しい入れ歯も用意しておりますので、現在入れ歯を検討している、または入れ歯を利用しているが、自分に合っていないようだ・・・などお悩みがございましたら、お気軽にご相談ください。
根管治療について
歯を残すためには最も大切な治療です
根管(こんかん)とは歯の中にある歯髄(神経)のある箇所を言います。むし歯が歯髄まで進行してしまうと、神経を取った後、神経のあった歯髄をきれいに清掃、消毒をした後、根の先まで薬を入れて処置をする治療です。
この場合、神経を取ってしまっても、まだ歯を抜く必要はありません。土台となる根管治療(歯の根の治療)をしっかり行う事で歯を保つ事ができるので、歯を残すためには最も大切な治療です。